ユーロビジョンでパレスチナの旗は検閲されず、ブーイングも抑制されない
ストックホルム、12月17日（Hibya）― オーストリアの放送局は、パレスチナの旗を検閲せず、イスラエルのパフォーマンスに対するブーイングも抑制しないと発表した。
次回のユーロビジョン・ソング・コンテストを主催するオーストリア公共放送ORFは、パレスチナの旗を禁止せず、イスラエルのパフォーマンスに向けられたブーイングを抑制しないことを確認した。「私たちの使命は、出来事をありのままに伝えることだ」と述べた。
ユーロビジョンの主催者は、5月に世界最大の生中継音楽イベントに合計35か国が参加すると発表した。
これは2003年以来最少の参加国数であり、スペイン、アイルランド、オランダ、スロベニア、アイスランドの5つの放送局が、イスラエルの継続参加を理由に撤退した。
これらの国々は、2023年10月7日のハマスによる攻撃に対するイスラエルの対応後、ガザで民間人の犠牲が出ていることを踏まえ、参加は「非良心的」だと主張している。
番組プロデューサーのマイケル・クローンは、すべての公式旗が使用可能だと述べた。
クローンは「法律に適合し、一定の条件（サイズ、安全上のリスクなど）を満たしていれば、世界中のすべての公式旗を許可する」と語り、「起きていることを和らげたり、見せることを避けたりはしない」と付け加えた。
ORFの編成ディレクター、ステファニー・グロイス＝ホロヴィッツも、観客のブーイングが検閲または抑制されないことを確認し、「人工的な拍手は決して使わない」と述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency
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