欧州株式市場は小幅高で始まる見通し
イスタンブール、12月29日(Hibya)— 欧州の株価指数は、2025年最後の取引週を小幅高で始める見通しだ。
アナリストによると、英国のFTSE、ドイツのDAX、フランスのCAC 40、イタリアのFTSE MIBは、月曜日に小幅高で始まる見込み。さらに、クリスマス休暇が続き、地域市場が木曜日に新年のため休場となることから、今週の取引量は低下する可能性がある。
日曜日に、米国のドナルド・トランプ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、戦争終結に向けた協議で進展があった一方、「非常に厄介な問題が1つか2つ残っている」と述べたことを受け、年末までにウクライナの和平合意が成立する可能性は弱まっている。
トランプはクリスマス前の和平合意を目指しているように見えたが、ロシアが求める領土譲歩と、ウクライナが求める安全保障の間で大きな隔たりがあることが明らかになった。
日曜日にフロリダで行われた会談後、ゼレンスキーは記者団に対し、20項目からなる和平計画の「約90%」で合意に達し、指導者らはウクライナの安全保障について完全に一致したと述べた。トランプはやや慎重で、合意は「約95%」完成していると語った。
本日、欧州では重要な決算や経済指標の発表は予定されていない。市場前取引では、Euro Stoxx 50とStoxx 600の先物がそれぞれ0.4%、0.3%上昇した。月曜日も欧州で重要な発表はない。
日本のニュース通信社 Japan News Agency