ポリティコ世論調査:アメリカ人の半数が「良き時代は過ぎ去った」と考えている
ストックホルム、11月3日(ヒビヤ)– Public First が実施した POLITICO の世論調査によると、アメリカ人のほぼ半数(49%)が「国の最盛期はすでに過ぎた」と答えている。この数字は「最良の時代はこれから来る」と考える 41% を上回り、個人の将来と国家の方向性の両方に対する不安感の広がりを示している。
トランプ再選から約1年後に行われたこの特別調査は、有権者の間、特に民主党支持者の間に深い悲観主義があることを明らかにしている。
昨年ハリスに投票した有権者は、トランプ支持者よりも2倍の割合で「アメリカの最良の時代は過去にある」と考えている。
党派的分断を埋めることを目的とした非営利団体「ブレイバー・エンジェルズ」のCEO、モーリー・ジャイルズ氏は、「アメリカという国は、迷い、混乱し、疲れ果て…周囲を見回して『これは正しくない、これが正しい道ではない』と言う人のようだ」と述べた。
アメリカ人に「アメリカの最良の時代はいつか」と尋ねたところ、現在の時代を挙げた人はわずかだった。
ハリス支持者の約3分の2が「最良の時代は過去にある」と答えたのに対し、トランプ支持者で同様の回答をしたのはその半分だった。一方、トランプ支持者の55%は「最良の時代はまだこれから来る」と答えた。
ジョージア州立大学の政治学者ジェニファー・マッコイ氏は、「アメリカ人の国の見方は、誰が政権を握っているか、どの党に共感しているかによって分かれるだろう」と述べた。
ホワイトハウスと政府の支配が別の政党に移れば、アメリカ人の見方も変わる可能性がある。しかし現時点では、民主党支持者の間に悲観的な見方が広がっている。
ハリス支持者の半数以上(51%)は「アメリカはもはや機能する民主主義ではない」と考える一方で、トランプ支持者の52%は「アメリカは模範的な民主主義国家である」と主張している。
民主党支持者の見方は非常に暗く、ハリス支持者の大多数(70%)が、COVID-19 パンデミック、人種的正義を求める抗議活動、そして論争を呼んだ大統領選挙があった5年前に比べて、アメリカの生活水準は少なくともやや悪化していると答えている。一方、トランプ支持者の42%は「生活の質は少なくとも多少は改善した」と考えている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency