米国株先物は小幅に上昇
イスタンブール、12月26日(Hibya)— クリスマス休暇明けの木曜夜、米国株先物は小幅に上昇した。年末年始の祝日により取引週が短縮されるため、取引は低調で出来高も少ないと見込まれている。
S&P500先物は0.1%上昇して6,987.75ポイント、ナスダック100先物は0.1%上昇して25,908.0ポイント、ダウ平均先物も0.1%高の49,057.0ポイントで取引された。
米国株式市場は、水曜日の短縮取引の後、木曜日はクリスマスのため休場となり、出来高の減少と先物の値動きの鈍化につながった。
多くの機関投資家の取引デスクでは人員が少なく、欧州とアジアの主要市場も休場だったことから、参加者は流動性の低さを先物が狭いレンジにとどまった理由として挙げた。
週初めには、米国の第3四半期の経済成長が予想を上回ったことや、拡大する景気回復への楽観論を背景に、S&P500が新たな過去最高の終値を記録した。
国内総生産(GDP)は年率4.3%で増加し、過去2年間で最も速い成長率となったと報告され、経済全体の底堅さへの期待を支えた。
さらに、テクノロジーや人工知能関連株への関心の再燃と、2026年に米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを行う可能性があるとの市場の思惑が、上昇を後押しした。
アナリストによると、休暇明けの金曜日には市場は通常の取引に戻る見通しで、投資家は年末まで経済指標やポジションを注視するとともに、歴史的に低い出来高や12月下旬に見られがちな季節的な「サンタクロース・ラリー」にも目を向けるという。
日本のニュース通信社 Japan News Agency