米国での利下げ継続期待を背景に、金が新高値を記録
イスタンブール、12月22日(Hibya)— 米連邦準備制度理事会(FRB)がさらなる利下げを行うとの期待や地政学的緊張の高まりを背景に、金価格は月曜日に1オンス当たり4,390ドルの史上最高値に達した。
市場は、インフレの鈍化や労働市場の弱含みを示す兆候の中で、FRBが来年に2回の利下げを行うことを織り込んでいる。
投資家は、FRBの次の利下げ時期に関する手がかりとなり得る、第3四半期のGDP速報値が今週発表されるのを注視する。
地政学面では、米国が今月2隻のタンカーを押収した後、ベネズエラ近海で別の船舶を追跡していると報じられる一方、ウクライナが地中海で初めてロシアのタンカーを攻撃した。
金は年初来で60%以上上昇しており、1979年以来の最高の年間パフォーマンスに向かっている。この上昇は、各国中央銀行の強い買いと、上場投資信託(ETF)への継続的な資金流入にも支えられている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency