アジア太平洋市場、年内最終取引日も総じて下落
イスタンブール、12月30日(Hibya)— ウォール街でAIバブル懸念を背景にハイテク株の売りが続いたことを受け、アジア太平洋市場は火曜日、総じて下落した。
Nvidia株は米国で月曜日に1%超下落し、先週の5%超の上昇分の一部を吐き出した。Palantir TechnologiesとMeta Platformsも、Oracleと同様に下落した。
日本の日経225指数は0.26%下落し、東証株価指数(TOPIX)は0.27%下落した。
ソフトバンクグループの株価は、同社がAI投資の一環としてデータセンター投資会社DigitalBridgeを40億ドルで買収すると月曜深夜に発表した後、2%超下落したが、その後下げ幅の一部を縮小した。
韓国のKOSPIは横ばいだった一方、小型株中心のKOSDAQは0.99%下落し、アジアの下げを主導した。香港のハンセン指数は流れに逆行して0.41%上昇し、中国本土のCSI300指数は横ばいだった。
世界第2位の経済大国である中国が月曜日に台湾周辺で新たな演習を行うと発表したことを受け、投資家は中国の台湾周辺での軍事演習に注目する見通しだ。
台湾加権指数は0.1%下落し、台湾積体電路製造(TSMC)
や鴻海(Hon Hai)などの大手テック企業は約1%下落した。豪州のS&P/ASX200指数は早い時間帯の上昇後、横ばいで推移した。
米株価指数先物は、アジア時間の早朝にはほとんど変化がなかった。米国の夜間取引では、S&P500が0.35%下落し、ナスダック総合指数が0.50%下落、ダウ工業株30種平均は0.51%下落した。
投資家は火曜日に発表される住宅価格データと、米連邦準備制度理事会(FRB/Fed)の12月会合議事要旨を待つ。
日本のニュース通信社 Japan News Agency