欧州株は2021年以来最も好調な年に向かう
イスタンブール、12月30日(Hibya)— 基礎資源株と銀行株の上昇に牽引され、欧州株は火曜日に上昇。STOXX 50は0.4%高の5,776ポイントとなり、11月12日の過去最高値以来の高水準に達した。
より広範なSTOXX 600は0.1%上昇して590ポイントとなり、過去最高を更新した。投資家は、貴金属の変動やウクライナ和平交渉を巡る不確実性の再燃に概ね動じていないように見えた。
市場の焦点は引き続き、2026年に米連邦準備制度理事会(FRB)が追加の金融緩和を行う可能性にある。きょう後ほど公表される最新のFOMC議事要旨が、さらなる手掛かりを与える見通しだ。
企業ニュースでは、ノボ・ノルディスクとイーライリリーが中国で主要な肥満治療薬の価格引き下げを発表した。STOXX 50は2025年を約18%高で終える見通しで、STOXX 600も年率16%の上昇となり、2021年以来最強のパフォーマンスとなる見込みだ。
火曜日は、フランクフルト、ミラノ、チューリッヒ、北欧市場を含む多くの欧州市場で年内最後の取引日となる。
日本のニュース通信社 Japan News Agency