イタリアの山で数千の恐竜の足跡が発見された
ストックホルム、12月17日(Hibya)― イタリア北部の国立公園で、約2億1千万年前のものとされる数千の恐竜の足跡が発見された。
足跡は直径最大40センチで、平行に並んでおり、多くに足指や爪の跡がはっきりと残っている。
これらの恐竜は、長い首と小さな頭、鋭い爪を持つ草食恐竜の原竜脚類だったと考えられている。
ミラノ拠点の古生物学者クリスティアーノ・ダル・サッソ氏は「自分が住む地域で、これほど壮大な発見に出会うとは想像もしなかった」と語った。
昨年9月、写真家がミラノ北東部のステルヴィオ国立公園で、垂直な岩壁に沿って数百メートル続く足跡を発見した。
三畳紀(約2億5千万~2億1百万年前)には、この岩壁は潮汐平原で、その後アルプス山脈の一部となった。
ダル・サッソ氏は「この場所は恐竜で満ちていた。巨大な科学的宝庫だ」と述べた。
また、群れが調和して移動していたことや、より複雑な行動の痕跡もあると指摘した。
原竜脚類は体長10メートルに達することがあり、主に二足歩行していた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency