銀価格が65ドルを超え、過去最高水準に到達
イスタンブール、12月17日(Hibya)— 米国経済の先行き不透明感が高まる中、安全資産需要の増加を背景に、アジア市場で銀価格が水曜日に65ドルを超え、過去最高水準に達した。
現物銀は2.3%上昇し、1オンス=65.3415ドルの過去最高値を記録。銀先物は3.6%上昇して65.640ドルとなった。
金やプラチナなど他の貴金属も水曜日に上昇したが、銀は好材料が相次ぐ中で優位なパフォーマンスを維持した。
白い金属である銀への需要増を受け、市場は2026年に供給不足が生じる可能性を織り込んでいる。米政府は今年初め、銀を重要金属に指定した。
安全資産を求める投資家も銀に投資しており、金に匹敵する安定性を持ちながら、参入コストがはるかに低い。これにより、銀は2025年に入ってから100%以上上昇している。
避難需要は、非農業部門雇用や高失業率を含む米国の混合経済指標にも支えられた。投資家の注目は、今後発表される消費者物価指数のインフレデータに移っている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency