トランプ氏、ウクライナ和平合意は「これまでになく近い」と述べる
フロリダ、12月29日(Hibya)— 米国のドナルド・トランプ大統領は日曜日、フロリダでウォロディミル・ゼレンスキー大統領と2時間にわたり会談した後、ウクライナの戦争を終結させる合意は「これまでになく近い」と述べた。一方で、東部ドンバス地域の将来をめぐる「難しい」問題はまだ解決していないことも認めた。
トランプ氏は、戦争終結に向けた合意案がほぼ「95%完成している」と述べた。「両当事者に対して、これまでになく近づいていると本当に思う」と語り、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も「それが実現するのを望んでいる」と付け加えた。
米大統領は、領土や戦争終結の方法に関する「一つか二つの難しい」問題がなお未解決であることを認め、ロシアが停戦を望まないことに理解を示した。「相手側を理解する必要がある」と述べた。

また、和平案の採決が行われる可能性を前に、ウクライナ議会で演説するためキエフを訪問すると申し出たが、おそらく必要ないだろうとも述べた。ゼレンスキー氏は「私たちはいつでも待っています」と口を挟んだ。
会談は、トランプ氏がロシア大統領と長時間の電話会談を行ってから数時間後に実施された。
トランプ氏は「両首脳とも終わらせたいと思っている」と述べ、「かなり迅速に動けると思う。さもなければ非常に長く続くだろう」と付け加えた。さらにゼレンスキー氏を称賛し、「この紳士はとてもよく働き、とても勇敢だ。国民も非常に勇敢だ。合意に達するための土台は整っていると思う。意欲のある二つの国がある。交渉は最終段階だ」と語った。
記者団に対し、両首脳は20項目からなる和平計画の最終版と、ウクライナ東部ドンバス地域の将来をめぐる未解決の問題について協議した。トランプ氏の隣に立ったゼレンスキー氏は、米国とウクライナの交渉担当者がここ数週間で大きく前進し、草案の「90%超」で合意したと述べた。
会談前にトランプ氏はTruth Socialに投稿し、プーチン氏との1時間15分の通話を「良く、非常に実り多い」と評した。プーチン氏が和平に真剣かと問われると、トランプ氏は「真剣だと思う」と答えた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency