ラッツァリーニ氏:あらゆる困難にもかかわらず、重要なサービスは継続中
ニューヨーク、6月21日(Hibya)— 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラッツァリーニ事務局長は、イスラム協力機構(OIC)外相会議で、パレスチナ地域での活動状況について説明した。
ラッツァリーニ氏は、1月に施行されたイスラエルの法令により、同国が主権を主張する地域でのUNRWAの活動が禁止され、イスラエル当局との接触も遮断されたことを指摘した。この結果、UNRWAの国際職員は事実上地域から追放されたと述べた。
それにもかかわらずUNRWAの活動は続いており、とりわけパレスチナ人職員の勇気と決意により、保健や教育といった基本サービスが維持されているとラッツァリーニ氏は強調した。逮捕や脅迫、嫌がらせにもかかわらず、ガザでは1日あたり1万5千件以上の医療サービスが提供されており、ヨルダン川西岸では約5万人の学生がUNRWAの学校で学び続けているという。
ラッツァリーニ氏は、国際社会に対し、UNRWAの活動を支援し、パレスチナ難民の基本的権利へのアクセスを保障するよう呼びかけた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency