IDF、ガザ市の40%を掌握したと発表
ストックホルム、9月5日(Hibya)― イスラエル国防軍(IDF)は木曜日、予定されている大規模な地上作戦に先立ちガザ市内での作戦を開始し、同市の40%以上を掌握したと発表、今後数日で攻勢を拡大すると警告した。
IDFのエフィー・デフリン准将(報道官)は記者団に対し、イスラエル軍は「ギデオンの戦車II」作戦の一環として、数週間にわたりガザ市のゼイトゥーン地区とシェイク・リドワン地区で作戦を続けていると述べた。「作戦は今後数日で拡大する」と語った。
デフリンはまた、アラブ世界で広く知られ、心理戦の多くを指揮してきたハマス軍事部門の報道官アブ・ウベイダが殺害されたことを確認した。
デフリンは、元ハマス軍事司令官モハンマド・ダイフら上級司令官と並ぶアブ・ウベイダの写真を示し、情報部門トップのモハンマド・オウダの名を挙げた。「彼はまだ生存しており、我々は必ず到達する」と述べた。
ガザ作戦をめぐる軍指導部とイスラエルの政治サイドの不一致について問われると、デフリンはエヤル・ザミル参謀総長(中将)が市の掌握計画を支持していると答えた。ザミルはガザでの軍政を支持してはいないが、代替的な統治が現れなければそれが事実上の統治になると警告しているという。
さらにデフリンは、先週イエメンで行われたイスラエルの攻撃により、フーシ派のアフマド・ラフウィ首相と約10人の閣僚が死亡した件とガザでの作戦を関連づけた。フーシ派の参謀総長と国防相の行方は不明のままだとし、「中東のいかなるテロ組織の指導者もこれを免れない」と警告した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency