セルビア、トランプ関連の論争的な不動産計画に道を開く
ベオグラード、11月8日(ヒビヤ)— セルビア議会は、米国大統領ドナルド・トランプの娘婿ジャレッド・クシュナーが主導するベオグラードでの論争的な不動産開発計画の実施を可能にする法律を可決した。
クシュナーの会社「アフィニティ・パートナーズ」は、旧ユーゴスラビア軍本部跡地に高級ホテルとマンション複合施設を建設することを目指している。
この建物は、1999年にNATO軍がコソボでのセルビア軍事作戦を止めるための介入中に爆撃したもので、多くの人々にとって軍事同盟への抵抗の象徴とされている。
ドナルド・トランプの親しい同盟者であるアレクサンダル・ヴチッチ大統領は、抗議や法的異議にもかかわらずこの計画を支持した。
昨年、セルビア政府は建物の保護指定を解除し、クシュナーの会社と5億ドル(3億7,990万ポンド)規模の開発計画に関する99年間の賃貸契約を締結した。
この決定は抗議を引き起こし、セルビアの当局者が建物の地位を変更するために使用された文書を偽造したかどうかをめぐる調査を招いた。
停滞していた計画プロセスは、ヴチッチ大統領の与党が議会で特別投票に勝利し、現場の整地を承認した金曜日に頂点に達した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency