「タズィ」プロジェクト:四足地上ロボットがトルコ軍の装備に追加
エヴリム・ハザル・オマク、10月11日(ヒビヤ)– 大型と小型の2種類の「タズィ」四足地上ロボットは、監視および輸送任務のために開発された。大型モデルはロボットアームとカメラを備え、小型モデルはデモ機としてすべての機能を実演できる。大型モデル1台が特殊部隊司令部の装備に含まれている。
Bites Defense, Aviation and Space Technologies社によって開発された「タズィ」プロジェクトは、大型モデル1台がトルコ軍の装備として採用されている。大型モデルは特殊部隊司令部で運用されており、小型モデルはデモ機として展示されているが、まだ正式な装備には含まれていない。
大型「タズィ」モデルは約25kgの積載能力を持ち、ロボットアームとカメラを装備している。マニピュレーターアームにより、掴む、置く、渡す、運ぶなどの作業が可能である。Bites社によると、ロボットはさまざまなセンサーや機器を搭載でき、偵察、監視、マッピング、トラップ解除、物資輸送などの任務に対応する。稼働時間は約4時間で、屋外での行動範囲は3〜4km、屋内では150〜200m。速度は時速5〜6kmである。
小型モデルはデモ機として提供され、すべての機能を実行できる。積載能力は5〜6kg、稼働時間は2.5時間で、速度は大型モデルと同じである。屋外での行動範囲は3〜4km、屋内では150〜200m。両モデルとも携帯型バッテリーで充電でき、四足構造により転倒しても自力で立ち直ることができる。
両プラットフォームはモジュール設計であり、任務の要件に応じて異なるセンサー、通信、または物流モジュールを組み合わせることができる。