中国の空母「福建」は公海で定期任務を実施へ
中国初の電磁カタパルトを搭載した空母「福建」が、公海で定期的に任務を行うことが発表された。
中国海軍の報道官である冷国偉上級大佐は本日、「南部の海南島にある三亜の軍港が空母『福建』の母港ではあるが、果てしない大洋こそがその真の故郷になるだろう」と述べた。
中国東部の福建省にちなんで名付けられたこの艦は、11月5日に三亜市の海軍港で中国人民解放軍の艦隊に正式に編入された。「福建」は中国海軍最大の軍艦であり、中国が独自に設計・建造したもので、2022年6月に進水した。
冷報道官は、「福建」では多くの設備や技術が初めて導入されたことを指摘し、空母は就役後も引き続き包括的な検証試験を受けると述べた。
また、中国の兵器および装備の開発・改良への取り組みは特定の国を標的とするものではなく、他国や地域に対する脅威を意味しないことを強調した。
報道官は、これらの取り組みは中国の国家主権、安全保障、そして発展上の利益を守ることを目的としていると述べた。
冷氏は、「福建」が中国で運用中の3隻の空母の1隻であることを指摘し、今後の空母開発計画は国家防衛の必要性を十分考慮して進められると述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency