米国、ハマスが停戦交渉を遅らせていると非難
ワシントン、3月15日(Hibya)— 米国とイスラエルは、ガザでの停戦交渉を妨害しているとしてハマスを非難している。主な障害は、ハマスが交渉の第二段階の実施を求めているのに対し、イスラエルは第一段階の延長を望んでいる点である。
米国は、ハマスが非現実的な要求をしてガザでの停戦交渉を遅らせていると非難している。今週、米国は仲介案を提示した。この提案によると、停戦は3月まで延長され、ハマスが拘束している人質とイスラエルが拘束しているパレスチナ人が交換され、ガザへの人道支援の流入が許可されることになる。
この提案では、今月初めに発効する予定だったイスラエルとハマス間の合意の第二段階を直ちに実施することは求められていない。
米国政府の声明では、ハマスの具体的な要求には言及されていないが、提案の迅速な実施の必要性が強調された。
「ハマスは期限を十分に認識しており、その期限が過ぎたとき、我々が適切に対応することを理解しなければならない」と声明で述べられたが、具体的な期限については明示されなかった。
交渉における最大の問題は第二段階である。イスラエルは第一段階の延長を求める一方、ハマスは当初の合意の履行を要求している。イスラエルはハマスに延長を受け入れさせるため、ガザへの人道支援の供給を停止した。
昨日、ハマスは、イスラエルが第二段階の交渉を開始し、ガザへの支援を開放することに同意すれば、米国人およびイスラエル人の人質を解放する準備があると発表した。イスラエルはこの提案を拒否し、ハマスが心理戦を仕掛けていると非難した。
交渉が続く中、ガザの状況は悪化し続けている。国連世界食糧計画は、3月2日以降、ガザに食糧供給を行うことができていない。
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