バーニー・サンダース、イラン攻撃とイラク侵攻の類似点を指摘
ワシントン、6月23日(ヒビヤ)— 上院議員バーニー・サンダースは日曜日、週末に米国がイランに対して行った空爆と2003年のイラク侵攻の間に類似点があると述べ、テキサス州の聴衆に「歴史を繰り返させてはならない」と語った。
「寡頭政治との闘い」ツアーの一環としてフォートワースの市庁舎で演説した進歩的なバーモント州の上院議員サンダースは、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とドナルド・トランプ大統領がイラン攻撃について語った際の言葉が、2003年のイラク侵攻に際してネタニヤフと当時のジョージ・W・ブッシュ大統領が用いた言葉に似ていると強調した。
サンダースは、2002年にネタニヤフが米議会で「サダム・フセインが核兵器を追求していることに疑いはない」と述べた発言を引用した。
さらにサンダースは「ジョージ・ブッシュは『サダム政権は核爆弾を探している』と述べ、先制攻撃の必要性を主張した」と指摘し、当時の大統領が「キノコ雲の形で現れる決定的証拠を待つことはできない」と述べた比喩を取り上げた。
「大量破壊兵器は一度も見つからなかった。この戦争は嘘に基づいていた。我々に4,500人の若いアメリカ人の命、32,000人の負傷者、そして数兆ドルの損失をもたらした嘘だ」とサンダースは述べた。
ブッシュは2003年、イラクを大量破壊兵器から解放するという名目で侵攻を発表したが、その後この主張は否定された。
ネタニヤフとトランプは、イランの核計画がもたらす脅威に言及し、米大統領は土曜日にホワイトハウスから「我々の目的は、イランのウラン濃縮能力を破壊し、世界の第一のテロ支援国家がもたらす核の脅威を止めることだった」と述べた。
民主党と連携する無所属のサンダースは、テキサスの聴衆に「兄弟姉妹たちよ、歴史を繰り返させてはならない。米国は今、国内で重大な問題に直面している。我々は資金と人材をイランとの戦争ではなく、アメリカ再建のために使うべきだ」と語った。
日本のニュース通信社 Japan News Agency