教皇、教会の同性愛婚に関する教義に介入しないと表明
ストックホルム、9月18日(Hibya) - 新たに選出された教皇は、同性愛婚や女性の司祭叙階を含むカトリック教会の教義に介入しないと述べた。これは、変革への意欲でしばしば批判を受けた前任者とは異なるアプローチである。
教皇レオ14世は、自伝『教皇レオ14世:グローバル市民、21世紀の宣教師』の刊行に際し、記者エリス・アン・アレンのインタビューで、同性愛婚に関する教会の教えを変えるつもりはなく、女性が助祭として奉仕することを認めるとカトリック信者に保証した。
選出から4か月ぶりとなる最初のインタビューで、レオは4月に逝去した前任のフランシスコとは大きく異なる印象を与えた。フランシスコは率直さや改革志向、「罪人」を含めすべての人々を受け入れようとする姿勢により、しばしば教会内に動揺をもたらした。
レオはフランシスコの志は共有するとしつつ、特定の自己認識の有無だけで人々を教会に招く理由はないと語った。また、教義や態度の変更を求める世論があることも認めた。
「しかし、教会の教えをすべて変えることを考える前に、まず態度の転換が必要だ」とレオは述べた。自伝では、自らの治世中に教会の教えは変わらないと強調し、インタビューでも、性自認と結婚に関する教義が近い将来に変わる可能性は極めて低いと付け加えた。
これは、女性を助祭として認める要求についても同様である。彼は、カトリック司祭による児童虐待問題への対応が、深刻な脅威であるにせよ、自身の最重要課題にはならないと述べた。
告発された司祭は有罪が証明されるまで無罪であり、教会の活動がこの一件のみに終始すべきではないとも強調した。
さらにレオは、同性愛婚がカトリック教会内にもたらす緊張を避けたいと語った。教皇によれば、結婚とは男と女の結合である。
日本のニュース通信社 Japan News Agency