EU、ハンガリー外相がモスクワのエネルギー会議に参加したことを非難
ブリュッセル、10月16日(ヒビヤ)- ハンガリーのシーヤールトー外相は、ウクライナ戦争以来13回目のロシア訪問で、EUのエネルギー多様化計画を「狂気」と呼んだ。欧州委員会は迅速に反応し、「この訪問はプーチンへの正しいメッセージではない」と述べた。
ハンガリー外相はモスクワで開かれたエネルギー会議に参加し、EUの化石燃料廃止の取り組みを「狂気」と非難し、多くの加盟国を再び挑発した。
欧州委員会の報道官は、水曜日に「加盟国間のあらゆる二国間接触は、EUの立場と政策を尊重しなければならない」と述べた。
報道官アニッタ・ヒッパー氏は「今モスクワにいることはプーチンへの正しいメッセージではない。時間と文脈が重要だ」と語った。
ヒッパー氏は、EUが現在19回目の対ロシア制裁パッケージを準備しており、LNG輸入の全面禁止やRosneftおよびGazprom Neftへの制裁を含むと述べた。
ハンガリーは依然としてエネルギーの多くをロシアから輸入している。EUの「REpowerEU」ロードマップは、2027年までにすべてのロシアからの輸入を段階的に停止する計画で、Druzhbaパイプライン経由の石油輸入も減少する。
シーヤールトー氏は「現在、ハンガリーには2本のパイプラインがあり、ブリュッセルは多様化の名のもとにその1本を廃止したいと考えている」と述べた。
「1本を廃止することがどうして多様化なのか? 2本より1本の方が安全だと言えるのか?」と問い、「これは狂気であり、完全に非論理的だ」と述べた。
もう1本のパイプラインはクロアチアからハンガリーに入っているが、ハンガリー政府によれば、アドリアパイプラインは内陸国である同国の需要を満たすには不十分だという。
日本のニュース通信社 Japan News Agency