ルーブル美術館の宝石盗難事件で2人逮捕
パリ、10月26日(ヒビヤ)— フランスのメディアによると、パリのルーブル美術館から高価な王室の宝石を盗んだ疑いで2人の容疑者が逮捕された。
新聞*ル・パリジャン*によると、容疑者はパリ郊外のセーヌ=サン=ドニ地区の出身で、そのうちの1人はシャルル・ド・ゴール空港から飛行機に搭乗する準備をしていた。
先週の日曜日、4人の泥棒が電動工具を使って昼間に建物に侵入し、世界で最も多くの観光客が訪れる美術館から貴重な品々を盗み出した。
フランスの法務大臣は、安全対策が「失敗した」と認め、国の「評判が傷ついた」と述べた。
報道によると、犯行グループは午前9時30分(GMT6時30分)ごろ、開館直後に美術館に到着したという。
容疑者たちはセーヌ川近くのバルコニーから*アポロンのギャラリー(Galerie d’Apollon)*に入るため、車両に設置された機械式リフトを使用した。
現場の写真には、1階の窓へと続くはしごが写っていた。
泥棒のうち2人は電動工具で窓を切り、館内に侵入した。
その後、彼らは警備員を脅し、警備員は退避。泥棒たちは宝石が展示されていた2つのショーケースのガラスを割った。
フランスのメディアによると、初期報告では、襲撃を受けた展示エリアの3部屋のうち1部屋には監視カメラが設置されていなかったことが明らかになった。
フランス警察は、犯人たちは館内に約4分間滞在し、午前9時38分に外で待っていた2台のスクーターで逃走したと発表した。
当局は、フランス国内の文化施設周辺の警備が強化されたと述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency