トランプ氏、雇用統計の低下を理由に労働統計局長を解任
ワシントン、8月2日(Hibya)– アメリカのドナルド・トランプ大統領は金曜日、労働統計局(BLS)の月次報告書の公表後、局長を解任する意向を表明した。
報告によると、アメリカの労働市場は7月に新たに7万3千人分の雇用を創出したが、これは予想を大きく下回った。過去数か月の数値も労働市場に関する新たな情報を踏まえて下方修正された。
トランプ氏は、コミッショナーのエリカ・マッケンターファー氏が政権を攻撃するために統計を操作したと非難したが、具体的な証拠は示さなかった。
トランプ氏はTruth Socialに「我々には正確な雇用統計が必要だ。バイデンにより政治的に任命されたこの役人を直ちに解任するよう指示した」と投稿した。
同日の後半、彼はさらに「今日の雇用統計は、共和党とアメリカを悪く見せるために偽造されたと思う」と述べた。
同機関は、より多くのデータが入手されるたびに過去の月の統計を定期的に修正している。しかし今回の報告では特に大幅な修正が行われた:5月の雇用創出は12万5千人から1万9千人に、6月は14万7千人から1万4千人に下方修正された。
2019年にトランプ氏によって任命されたマッケンターファー氏の前任者ウィリアム・ビーチ氏は、彼女の解任を非難した。彼はXで「BLSの局長としての後任であるエリカ・マッケンターファー博士の不当な解任は危険な前例となり、機関の統計的使命を損なう」と書いた。
ビーチ氏はさらに「大統領は悪い経済ニュースの責任を負わせる相手を探している。しかし、大統領が数字を決めるわけではなく、データが示すものを報告しているだけだ。統計プロセスは、干渉を排除するために意図的に分散化されている。BLSは毎月、透明性があり信頼性の高い実証済みの方法論を使用しており、前2か月の推計をより正確な情報を反映するよう修正している」と記した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency