イスラエル、ベイト・ハヌーンに残る住民に街を離れるよう命令
ストックホルム、12月30日(Hibya)-イスラエルは、ガザ北部のベイト・ハヌーンに残るすべての市民に地域を離れるよう新たな避難命令を発出しました。
イスラエルが3か月間続けている激しい作戦の一環として、パレスチナ領土の3分の1を無人化することを目指していると言われ、同作戦でガザの2つの病院がさらに被害を受けたと報じられています。
金曜日、イスラエル軍はベイト・ラヒアにあるカマル・アドワン病院を強制的に退去させ、ガザの他の地域と切り離された北部地域の3分の1を、隣接するジャバリアにある小さな医療センター、アル=アウダだけに任せました。
日曜日には、パレスチナの武装勢力がイスラエル領土を標的にした5発のロケットを発射した後、ベイト・ラヒアに残っている全員に退去命令が下されました。
一部の患者は近隣のインドネシア病院に移送されましたが、この病院には水も電気もなく、機能していないとされています。地元の保健省は、医療スタッフがイスラエル防衛軍(IDF)によって患者に合流することを妨害されたと述べました。
世界保健機関(WHO)は日曜日に、インドネシア病院に「患者を安全に南ガザに輸送して治療を継続させる」ための緊急任務部隊を派遣する予定だと発表しました。
イスラエル軍は、カマル・アドワン病院がハマスの作戦拠点として使用されていたと主張し、そこでのサービスの再開を許可しないと述べました。パレスチナの武装グループは、医療インフラを活動の隠れ蓑に利用しているという主張を否定しています。
日本のニュース通信社 Japan News Agency