ルーマニアで大統領候補が起訴された
ブカレスト、2月27日(Hibya)- ルーマニアで、昨年の大統領選挙の第一回投票で勝利したものの、その後無効とされたカリン・ジョルジェスク(Calin Georgescu)に対して訴訟が提起された。彼は選挙キャンペーンの資金を正しく報告しなかったとして告発されている。
ルーマニアの検察は本日、昨年11月の大統領選挙の第一回投票で勝利したが、その勝利が憲法裁判所によって無効とされたカリン・ジョルジェスクに対して6件の罪を起訴した。
起訴状によると、ジョルジェスクは選挙資金について虚偽の申告をし、第二次世界大戦中にルーマニアで活動していたが、現在は法律で禁止されているファシスト政党「鉄衛団(Iron Guard)」を支持していたとされる。
ジョルジェスクは、選挙運動において一切の資金を使用していないと主張していた。しかし、選挙結果の異議申し立て後、憲法裁判所は、特にTikTokでの多数のソーシャルメディア投稿が外国政府によって資金提供されていたと結論付けた。また、選挙資金として寄付された多額の資金が適切に報告されていなかった。
大統領選挙の再投票は5月に予定されているが、ジョルジェスクが再び立候補するかどうかは未だ不明である。
第一回投票の無効化とジョルジェスクに対する告発は、米国副大統領JD・ヴァンス(JD Vance)や億万長者イーロン・マスク(Elon Musk)を含む彼の支持者たちによって非難された。
日本のニュース通信社 Japan News Agency