WHO:基礎医療サービスの回復はまだ完了していない
ジュネーブ、5月16日(Hibya) - 世界保健機関(WHO)は、基礎的な医療サービスの回復がまだ完了していないと発表した。
WHOの声明によると、心疾患、脳卒中、糖尿病、がんなどのNCD(非感染性疾患)による早期死亡が、人口増加と高齢化の影響で増加しており、現在では世界中で70歳未満の死亡の大半を占めている。
声明では、2030年までにNCDによる早期死亡率を3分の1削減するという目標から、世界が逸れていると述べている:
「政府や市民社会が行動を約束したときには進展が見られた。たばこの使用は減少し、世界のアルコール消費量は2010年の一人当たり5.7リットルから2022年には5.0リットルに減少した。大気汚染は依然として予防可能な死因の主要な要因であり、精神的健康の悪化が進歩を妨げ続けている。」
声明では、基礎医療サービスの回復がまだ不完全であるとし、「2030年までに1110万人の医療従事者が不足すると予測されており、その約70%はWHOのアフリカおよび東地中海地域に集中している」と述べている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency