米株先物は横ばい推移を継続
イスタンブール、11月28日(Hibya)——11月最終取引日を前に、米株先物は横ばい基調を維持した。ダウとS&P500は月初からそれぞれ0.29%、0.4%下落し、ハイテク関連比率の高いナスダック総合指数は2.15%下落した。
11月を通じてハイテク株が売られたことで、AI関連企業のバリュエーションが過度に高いとの懸念や、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策運営をめぐる不透明感が重なり、ウォール街には下押し圧力がかかっていた。しかし、米国の弱い経済指標と政策当局者からのハト派的なシグナルが、FRBが利下げを継続するとの期待を高め、月末にかけて“押し目買い”の動きが広がった。
市場では現在、12月に25ベーシスポイント(0.25%ポイント)の利下げが行われる可能性を87%程度と織り込み、来年はさらに3回の追加利下げが見込まれている。米国市場は感謝祭の祝日にあたる木曜日は休場で、金曜日は13時に前場のみで取引を終了する。
ドル指数は金曜日、99.6近辺で下げ止まり、最近の下落局面にいったん歯止めがかかった形となり、月間ベースではほぼ横ばいでの終了に向かっている。ただし週間ベースでは、FRBによる利下げ継続への期待を背景に、指数は約0.5%下落した。
足元で市場は、12月の25ベーシスポイント利下げの確率をおよそ87%と見積もり、来年にかけてさらに3回の利下げを織り込んでいる。ホワイトハウス国家経済会議(NEC)のケビン・ハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補と報じられたことで、こうした期待は一段と強まった。この人事は、トランプ大統領が望む「低金利」志向と整合的だとみなされている。
また、ウクライナでの潜在的な和平合意をめぐる協議が進展すればユーロ高要因になりうるとの見方から、ドルの安全資産としての需要も後退している。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が現在の金融緩和サイクルの終了を示唆した後、米ドルはキウイ(ニュージーランドドル)に対して週間ベースで最大の下落を記録した。