北マケドニアの地方選で中道右派の与党が大勝
ストックホルム、11月4日(Hibya)— 北マケドニアのフリスティヤン・ミツコスキ首相が率いる与党の中道右派は、日曜に行われた地方選挙の決選投票(第2回投票)で勝利を固め、首都スコピエの市長職も獲得した。
決選投票の結果、与党のVMRO-DPMNEは決選が実施された33自治体のうち21で制し、地方レベルでの優位をさらに強めた。
2回の投票を経て、同党は国内81自治体のうち54を運営する見通しとなった。これは2021年の地方選(42自治体)より12多い。
スコピエを制した候補のオルツェ・ジョルジエフスキは9万5千票超を獲得。野党左派レヴィツァのアマル・メチノヴィッチは、第1回投票の3万票から6万1千票超へと支持を倍増させたものの、2位にとどまった。
マケドニア系有権者のブロックでは、最大野党の社会民主同盟(SDSM)が第2回投票でわずか3つの市長職にとどまり、2021年の16から大きく減少、現在は計6席のみとなった。
SDSMの副代表アナ・チュペスカは辞任を表明。一方、昨年就任した党首ヴェンコ・フィリプチェは、日曜日に辞任する予定はないと改めて述べた。
アルバニア系の陣営では、新興の与党ヴレン(「価値がある」の意)が、最大の対抗勢力である統合のための民主同盟(DUI)に対して地位を維持した。比較的新しいこの政党は9自治体で勝利する見込み。DUIとその同盟勢力は4自治体にとどまり、2021年の11から大幅減となる。
アルバニア系住民は、マケドニア人に次ぐ北マケドニアで第2の民族集団である。
日本のニュース通信社 Japan News Agency