ブルガリア大統領、公務で自家用車の使用を開始へ
ソフィア、10月16日(ヒビヤ)-ブルガリアのルメン・ラデフ大統領は、国家保安庁(NSS)のエミル・トネフ少将に対し、2025年10月20日から公務で自家用車を使用すると通告した。この決定は、大統領府がNSSの公用車を使用できなくした最近の法改正への対応として取られた。
ラデフ大統領の書簡によると、第51回国民議会で可決されたNSS法の改正により、大統領府がNSSの車両を使用できるとする条項が削除され、公用車の代替手段は提示されなかった。
その結果、国家儀式やプロトコル、大統領の公務スケジュールに関わる職員は、今後自分の車を使用することになる。
ラデフ大統領は、政治的決定によって生じる困難な状況下でも部下を見捨てないという原則を強調し、ブルガリア大統領として部下に対しても同じ連帯と誠実さの原則を守りたいと述べた。
「政治が国家を弱体化させる法律を制定するとき、ブルガリア市民には国家を再建する責任があると信じている。それは個人の誠実さと、市民と政治家の間の信頼を取り戻すことから始まる。」と彼は記した。
最後に大統領は、この決定が関係者に理解され支持されることを望むと述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency