米控訴裁判所、トランプ氏の関税を再び有効に
ワシントン、5月30日(Hibya)-米国の貿易関税に関する動きが再び新たな展開を見せた。木曜日、米控訴裁判所は、水曜日に連邦裁判所が出した関税の差し止め命令を一時的に取り消したと発表した。
この決定は、トランプ政権の関税措置が、最高裁が差し止めについて判断を下すまで再び施行される可能性があることを意味する。
米国国際貿易連邦裁判所が、ドナルド・トランプ大統領によって複数の国に課された輸入関税を阻止してから1日も経たないうちに、新たな動きが起きた。
木曜日、トランプ政権の異議申し立てを審理した控訴裁判所は、最高裁が案件を審理するまで、差し止めを一時的に解除すると発表した。
通常、関税の導入には議会の承認が必要だが、トランプ氏は米国の貿易赤字を国家的緊急事態とみなし、行動する権限があると主張していた。
裁判所は、法的根拠がないとしてトランプ大統領の大統領令は無効であると判断した。
トランプ政権はこの決定に対して控訴し、最終的には米最高裁が最終判断を下す見通しとなっている。
そのため、最高裁での審理が始まるまでの間、控訴裁判所は最近決定された関税の凍結を解除した。
金曜日、トランプ氏は6月1日にもEUに対して50%の関税を課すと警告したが、月曜夜には再び方針を変え、EUに対する関税凍結を7月9日まで延長すると発表した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency