アリカンテ空港、ドローン飛行のため昨夜閉鎖
マドリード、10月28日(ヒビヤ)-スペインのアリカンテ上空の航空交通は、月曜の夜に滑走路付近を飛行したドローンの影響で数時間にわたり混乱した。
現地時間の午後9時30分ごろ、離陸と着陸がともに停止された。アリカンテ行きの6便が迂回し、5便はバレンシア、1便はムルシアに着陸した。
空港運営会社AENAは、状況が完全に評価されるまで安全上の理由で空港を閉鎖したと発表した。
スペインの治安部隊(グアルディア・シビル)が事件の調査を開始した。
当局は、ドローンが違法に飛行されたのか、それとも偶然だったのかをまだ確認していないが、いずれの場合も深刻な結果を招く可能性があると述べた。スペインの法律では、空港周辺でのドローン飛行は禁止されており、最大22万5千ユーロの罰金が科せられる。
アリカンテでの出来事は単独のものではない。コペンハーゲン、マドリード、リスボン、ロンドンでも同様の空港閉鎖が発生しており、いずれも滑走路付近でのドローン飛行が原因だった。ヨーロッパ全体の航空当局は、さらなる混乱を防ぐため、より厳格な監視と高度なドローン検知技術の導入を求めている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency