トランプ氏、悪名高いアルカトラズ刑務所を再開へ
ワシントン、5月5日(Hibya)-アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏は、カリフォルニア沿岸の島にある旧アルカトラズ刑務所を再開・拡張するよう政府に指示したと述べた。
日曜日にTruth Socialに投稿されたメッセージで、トランプ氏は「アメリカは長年、凶悪で暴力的な再犯者に悩まされてきた。アルカトラズの再開は『法、秩序、正義』の象徴になる」と主張した。
刑務所は1963年に閉鎖され、現在アルカトラズ島は観光地として運営されており、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジの近くに位置している。
トランプ氏によると、この刑務所は「アメリカで最も残酷で暴力的な犯罪者たち」を収容することになる。
もともとアルカトラズは沿岸防衛の要塞であり、20世紀初頭に軍刑務所として再建された。1930年代には司法省が運営を引き継ぎ、連邦刑務所制度の受刑者を収容し始めた。有名な囚人にはアル・カポネ、ミッキー・コーエン、ジョージ「マシンガン」ケリーなどがいた。
また、1962年の映画『アルカトラズの鳥人』では、島で終身刑を受けながら鳥類に興味を持ち、鳥類学者となった殺人犯ロバート・ストラウドの実話がバート・ランカスター主演で描かれている。
さらに、1996年の映画『ザ・ロック』では、元SAS隊員とFBIの化学者が島で人質を救出する物語が描かれ、ショーン・コネリーとニコラス・ケイジが主演を務めた。
連邦刑務所局のウェブサイトによると、島に位置するため運営コストが高く、他の刑務所の約3倍の費用がかかることから閉鎖された。
日本のニュース通信社 Japan News Agency