ラザリーニ氏:ガザの子どもの栄養失調が3倍に増加
ニューヨーク、8月20日(Hibya)― 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長は、6か月足らずの間にガザ地区全体で子どもの栄養失調が3倍に増加したと述べた。
ラザリーニ氏は、UNRWAの診療所からの新しいデータが警鐘を鳴らすものであるとし、3月以降、5歳未満の子どもおよそ10万人が同機関によって検診を受けたと付け加えた。
彼は、6か月足らずでガザ全体の子どもの栄養失調が3倍に増えたと強調し、「ガザ市では3人に1人の子どもが栄養失調に苦しんでおり、停戦崩壊前と比べて6倍の増加となっている。これは自然災害ではない。これは人為的に作り出された、そして防ぐことができる飢餓政策だ」と述べた。
ラザリーニ氏は、UNRWAや他の人道支援団体がほぼ6か月間支援物資を搬入できていないと述べ、次のように語った。
「改めて呼びかける。UNRWAや他の人道支援団体を通じて命を救う支援の搬入を許可してほしい。そうでなければ、さらに多くの子どもたちが死に続けることになる。この惨劇を覆すために必要なのは政治的意思だけだ。」
日本のニュース通信社 Japan News Agency