イタリアを襲った洪水により、フィレンツェとピサが警戒態勢に
ローマ、3月15日 (Hibya) - イタリア北部の一部地域で洪水や地滑りが発生し、フィレンツェやピサなどの都市が赤色警報の対象となった。
トスカーナ州やエミリア=ロマーニャ州の一部地域では、大雨の警報が発令されており、金曜日の午後まで強い降雨が続くと予想されている。
トスカーナ州知事は、地元の救助および医療機関が最高レベルの警戒態勢にあることを明らかにし、住民に「最大限の注意と警戒」を呼びかけた。
金曜日の朝、フィレンツェではほぼ1か月分の降水量が記録され、ボローニャでは地滑りや土砂崩れが報告された。 一部の住民は木曜日の夜、大雨が降る前に避難した。
現時点では死者は報告されておらず、市当局は金曜日の朝に洪水の最悪の事態が過ぎたと発表した。
地元メディアによると、トスカーナ州のバディア・プラタリア市では、4人家族が木曜日の夜に地滑りから救助された。
国家消防隊は、リマッジョ川が氾濫し、フィレンツェ北部郊外のセスト・フィオレンティーノ地区を流れた後、数十件の救助要請があったと報告した。
ピサでは、地元当局がアルノ川の水位が最初の氾濫リスクレベルを超えたと警告したため、洪水防止壁が建設されていた。
道路も洪水や倒木の影響を受け、A1高速道路の一部が閉鎖されたため、フィレンツェ市民にはすべての移動を控えるよう勧告が出された。
地元メディアは、トスカーナ州の60以上の自治体で学校が閉鎖され、フィレンツェ大学のいくつかのキャンパスも閉鎖されたと報じた。
フィレンツェでは、過去3日間で3月の平均降水量の2倍以上となる61mmの降水量が記録された。
金曜日の朝だけで6時間の間に53mmを超える降水があり、夜間にはさらに36mmの雨が降った。
日本のニュース通信社 Japan News Agency