ケロッグ氏、ウクライナ分割を提案したわけではないと発言
ワシントン、4月12日(Hibya)— 米国大統領のウクライナおよびロシア担当特使キース・ケロッグ氏は、英紙ザ・タイムズが自身の発言を歪曲し、ウクライナの領土分割を意図していなかったと述べた。
ケロッグ氏はXで次のように投稿した。「タイムズ紙の記事は私の発言を歪曲している。私はウクライナの主権を支持する停戦後の安定化部隊について話していた。分割について述べた際には、(米軍を除く)同盟国の責任区域について言及しており、ウクライナを分割しようという意図はなかった。」
以前、タイムズ紙は、ケロッグ氏が戦後のベルリンのように、ウクライナが欧州諸国とロシアの間で支配地域に分けられる可能性があると信じていると報じた。
同紙によると、「英仏両国の軍隊が戦闘の再開を防ぐ抑止力としてウクライナ西部を占領し、ロシア軍が東部を掌握する」可能性があるという。トランプ大統領の特使によれば、ウクライナ軍は欧州軍とロシア軍の間に配置される可能性がある。ケロッグ氏はまた、現在の前線に沿って30キロメートルの非武装地帯を設けることを提案した。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、3月12日に「NATO軍がいかなる旗の下でも、またいかなる形でもウクライナに存在することは、ロシアにとっての脅威であり、いかなる状況でも受け入れられない」と述べていた。
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