トランプ氏、EUが米国との関税合意を遅らせていると非難
ワシントン、5月27日(Hibya)— 米国のドナルド・トランプ大統領は、欧州連合(EU)が米国との関税協定の署名を「控えめに言っても」遅らせていると述べ、EUからの輸入品に50%の関税を課すという脅しが「非常に」満足のいく措置であると改めて主張した。
トランプ氏は、EUが「迅速に会議日程を設定する」よう呼びかけたことを評価したが、火曜日にTruth Socialで発表した声明ではEUを批判し、地域との貿易戦争への懸念を再燃させた。
「EUに対する50%の関税の賦課には非常に満足している。特に交渉が、控えめに言っても、非常に遅れているからだ」と述べた。
「EUが迅速に会議日程を設定するよう呼びかけたことを知った。これは良い兆候であり、そうなることを願っている」とし、もしEUが中国のように合意に達すれば「非常にうれしい」と述べた。
関税に関して暗黙の脅威ともとれる発言では、米国は「合意に達しない場合」や「不当な扱いを受けた場合」に「独自に合意する権限がある」と付け加えた。
この「アメとムチ」発言は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領がベトナムの学生に対して、衝動的な超大国の行動がもたらす結果について警告し、トランプ氏の混乱した関税政策を暗に批判したことを受けてのものだった。
東南アジアを6日間訪問するツアーの中で、マクロン大統領は「超大国の衝動によってすべてが変わりうる」と述べた。
さらに、マクロン氏はトランプ氏の米国内政策について、「彼が朝どちら側のベッドから起きたかによって関税が決まる」と皮肉った。
日本のニュース通信社 Japan News Agency