フィリピンの宗教指導者が刑務所から上院選挙に立候補
マニラ、10月10日(ヒビヤ)- 自らを「神の指定した子」と称する元大統領ロドリゴ・ドゥテルテの盟友、アポロ・クイボロイが、刑務所からフィリピン上院選挙に立候補した。
アポロ・クイボロイは、1985年に神の声を聞いたと主張し設立した教会「イエス・キリストの王国」(KoJC)の広大な敷地内で、16日間にわたる人間狩りの末に逮捕された。
クイボロイはまた、米国で児童人身売買および大規模な現金密輸の容疑で指名手配されている。
彼はパシグ市の刑務所に収監されており、児童虐待、性的虐待および人身売買の罪に問われている。
74歳のクイボロイは、2021年に児童人身売買と大規模な現金密輸の罪でFBIから指名手配された。
FBIの指名手配リストによれば、被害者は個人アシスタントや「牧師」として雇われ、クイボロイとの「夜間勤務」と称するセッションで性的関係を持つことを求められていたという。
クイボロイはこれらの容疑を否定し、これらは彼の批評家や教会の不満を抱いた元信者たちによって捏造されたものだと主張している。
彼は自身の宗教団体に数百万人の信者がいると主張し、ドゥテルテの精神的な顧問として政治的影響力を持っていたことでも知られている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency