マドゥロ拘束をめぐるAI画像がSNSで数百万回再生
ストックホルム、1月6日(Hibya)— ドナルド・トランプ氏が土曜早朝、ベネズエラに対する「大規模攻撃」を宣言してから数分後、誤った内容や誤解を招くAI生成画像がソーシャルメディアを埋め尽くし始めた。いずれも偽造で、ニコラス・マドゥロ氏が米国の法執行機関によって飛行機から連行される写真、喜ぶベネズエラ人がカラカスの通りに押し寄せる映像、そして都市にミサイルが降り注ぐ動画などが出回った。
作り話のコンテンツは、ベネズエラ首都上空を飛ぶ米軍機の実際の動画・写真や、暗い空を照らす爆発の映像と混ざり合った。襲撃に関する検証済み情報の不足と、AIツールの急速に進化する能力が相まって、カラカス攻撃に関する事実と虚構を見分けることが難しくなった。
トランプ氏が、マドゥロ氏が目隠しされ、手錠をかけられ、灰色のジャージ姿で強襲揚陸艦「USSイオー・ジマ」(USS Iwo Jima)にいることを示す検証済み写真を公開した時点で、米麻薬取締局(DEA)の捜査官に関する偽画像はすでに拡散していた。
ファクトチェックサイトNewsGuardによれば、X、Instagram、Facebook、TikTokでAI生成写真が数百万回閲覧・共有された。
NewsGuardで偽情報や陰謀論を担当する上級編集者ソフィア・ルビンソン氏はガーディアン紙に対し、カラカスの偽画像は実際の出来事に似ており、それが真偽の判別をさらに難しくしていると語った。
ルビンソン氏は「現在SNSを埋め尽くしているAI生成かつ文脈外の画像の多くは、現地の事実を大きく歪めているわけではない。
それでも、AIが生み出した捏造や、ドラマチックで文脈外の映像は、リアルタイム報道の空白を埋めるために使われ、偽情報戦における別の戦術を示している。画像はしばしばもっともらしく見えるため、ファクトチェッカーにとってはさらに厄介だ」と述べた。
NewsGuardは、同社が特定した7つの誤解を招く写真と動画が、Xだけで1400万回以上の再生を記録したと明らかにした。
日本のニュース通信社 Japan News Agency