アマゾンの障害で1,000以上のアプリとウェブサイトに影響
ストックホルム、10月21日(Hibya)— アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は月曜深夜、世界の主要サイトの一部を一日の大半にわたりオフラインにした大規模な障害を解消したと発表した。
Snapchatのようなソーシャルメディアや、Lloyds、Halifaxといった銀行を含む1,000以上のアプリやサイトが、アマゾンによれば米国における同社の中核オペレーションに起因する問題の影響を受けた。
障害監視プラットフォームのDowndetectorは、月曜日の障害の最中、世界中のユーザー報告が1,100万件を超えたと明らかにした。
サリー大学のアラン・ウッドワード教授は「今回の出来事は、私たちのインフラがいかに相互依存的かを示した」と述べた。
「多くのオンラインサービスが物理的インフラを第三者に依存しており、最大手の提供事業者であっても問題が起こり得ることを示している。」
「しばしば小さな人的ミスが、広範かつ重大な影響をもたらし得る」と付け加えた。
問題は月曜午前7時ごろに始まったとみられ、ユーザーが各種プラットフォームへのアクセス困難を報告し始めた。
影響を受けたサービスは幅広く、オンラインゲーム「Fortnite」から語学学習アプリ「Duolingo」まで多岐にわたった。
DowndetectorはBBCに対し、わずか数時間で500サイトから400万件超の報告を受けたと述べ、これは平日の通常の倍以上だとした。
その後、RedditやLloyds Bankなどの復旧が進む中、報告件数は1,100万件を上回った。
アマゾンは、午後11時ごろまでにすべてのAWSサービスが「通常運用に戻った」と述べた。
同社は月曜の障害の原因をまだ十分には説明しておらず、公式声明も出していない。
サービスステータスページの更新では、問題は「US-EAST-1におけるDynamoDB APIエンドポイントのDNS解決に関連しているようだ」と記された。
DNS(ドメイン・ネーム・システム)は、よくインターネットの電話帳に例えられる。
人が使うサイト名(例:bbc.co.uk)を、コンピューターが読み取れる数値アドレスに変換する。
このプロセスはインターネット利用の根幹であり、障害が起こればブラウザーは目的のコンテンツを見つけられなくなる可能性がある。
日本のニュース通信社 Japan News Agency