ゲブレイェスス氏:ガザの医療システムは崩壊寸前
ジュネーブ、6月6日(Hibya)— 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、ガザ地区の医療システムが崩壊しており、残された主要な紹介病院であるナセル医療コンプレックスとアル=アマル病院が機能停止の危機に瀕していると述べた。
ゲブレイェスス氏は、これらの病院が機能しなくなれば、人々は医療サービスへのアクセスを失うことになると警告した。
彼は、両病院が6月2日に発表された避難区域の中またはすぐ外に位置していると述べ、「イスラエル当局は保健省に、両病院へ通じる道路が封鎖されると通知した。その結果、新たな患者や職員にとっての安全なアクセスは困難、あるいは不可能になるだろう」と語った。
ゲブレイェスス氏は、これらの病院が機能しなくなることで、手術治療、集中治療、輸血、がん治療、透析を必要とする患者にとって壊滅的な影響が出ると警告した。
また、ガザの病院が容赦なく組織的に破壊され続けていることに言及し、「直ちに終わらせるべきだ。WHOは人質の解放と即時かつ恒久的な停戦を求めている」と述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency