欧州医薬品庁(EMA)、トランプ氏のアセトアミノフェンと自閉症の関連発言を否定
ブリュッセル、9月24日(Hibya)― 欧州医薬品庁(EMA)は火曜日、米国大統領が今週述べた主張とは異なり、妊娠中のアセトアミノフェン使用は安全であり、自閉症との関連を示す証拠はないとする医学的見解に同意したと発表した。
月曜日、ホワイトハウスは米国で妊娠中のアセトアミノフェン使用(「タイレノール」という商品名で販売)と子どもの自閉症との間に関連が確認されたと発表した。
米国大統領ドナルド・トランプ氏はさらに踏み込み、タイレノールは「良くない」とし、妊婦はそれを避けるために「必死に努力する必要がある」と主張した。週末にはニュースを広めながら「自閉症の解決策を見つけたと思う」と語った。
EMAは、これらの主張を裏付ける証拠はないと述べた。ある機関の報道官は「EUの現行の使用勧告を変更する必要がある新たな証拠は存在しない」と述べた。
同庁はすでに2019年に、妊娠中にアセトアミノフェンへ曝露した子どもの神経発達に関する研究を検討し、その結果は決定的ではなく、神経発達障害との関連を示す証拠は見つからなかったと結論づけている。
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