欧州市場はまちまちの寄り付きとなる見通し
イスタンブール、11月7日(Hibya)— 米テック株の売りに投資家が反応するなか、欧州市場は金曜日にまちまちのスタートが見込まれている。
アナリストによれば、英国のFTSE100は小幅安で始まり、フランスのCACとイタリアのFTSE MIBの先物はおよそ0.1%高で寄り付く見込み。ドイツのDAXは前場比でほぼ横ばいが予想される。
欧州株式市場は木曜日に下落して引けた。決算発表が相次いだ結果、主要セクターと市場の多くがマイナス圏で取引を終えた。
飲料大手ディアジオ(Diageo)は値動きの大きい銘柄の一つだった。中国と米国市場の弱さを理由に通期見通しを引き下げた後、ロンドン上場株は6.5%下落した。
決算シーズンが続く中、金曜日はリシュモン、インターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ(IAG)、ダイムラー・トラック、アマデウスIT、セルネックス・テレコム、OTPバンクNYRTなどが発表予定だ。
投資家はまた、ドイツの輸出入統計やフランスの貿易収支など一連のデータにも注目する。英国の住宅価格指数も本日発表が見込まれる。これらは英中銀とノルウェー中銀が金利据え置きを決めた後に公表される。
アジア市場は、ウォール街のテック主導の売りを受けて夜間に下落。最近上昇していた日本の日経平均は2.03%安となり、AI関連銘柄が下げを主導した。来週決算のソフトバンクは8%超下落した。
米国では、テックラリーが木曜日に減速、少なくとも一服したように見えた。エヌビディア、マイクロソフト、パランティア、ブロードコム、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが大きく下落し、AI関連株への投資家の関心低下を示唆した。
一方で、億万長者のイーロン・マスク氏はテスラの株主から、最大1兆ドル規模の報酬パッケージについて承認を獲得し、議決権を行使した株主の75%が支持した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency