ラザリーニ:「命を救うことは軍事・政治の議題に優先されるべきだ」
ニューヨーク、5月23日(Hibya)— UNRWAのフィリップ・ラザリーニ総長は、ガザでの命の救済が軍事的・政治的議題よりも優先されるべきだと強調した。
ラザリーニ氏は、ガザでの援助物資の略奪、盗難、「消失」といった事態に誰も驚くべきではないとし、「ガザの人々は11週間以上、食料や水、医薬品などの基本的な必需品を奪われている」と語った。
援助を届けることが「干し草の山から針を探すようなものだ」と強調し、「親は子どものための食料を見つけられない。高齢者は薬が不足して亡くなっている。意味のある、途切れない援助の流れこそが、さらなる惨事を防ぐ唯一の方法だ」と述べた。
また、UNRWAを含む国連が管理するトラックが毎日500〜600台必要だとし、「停戦中は平均して毎日500〜600台のトラックを略奪も妨害もなく搬入していた。命を救うことが軍事・政治議題より優先されるべきだ。ガザの人々はもう待てない」と訴えた。
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