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昨年の経済学賞は、植民地化と公共機関の設立との関係を研究し、一部の国がなぜ何十年も貧困の中にとどまっているのかを説明した功績により、米国の学者サイモン・ジョンソン、ジェームズ・ロビンソン、ダロン・アセモグルに授与された。

この権威ある賞の正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」であり、今年最後に授与される賞である。

賞金は1100万スウェーデンクローナ（約120万ドル）で、アカデミーの声明では「受賞者たちは、持続的な成長は自然なことではないと私たちに教えてくれた。人類の歴史の大部分において、成長ではなく経済的停滞が常態だった。彼らの研究は、継続的な成長に対する脅威を認識し、それに対処する必要があることを示している」と述べられた。

医学、物理学、化学、平和、文学の各賞は先週発表された。これらの賞はスウェーデンの発明家で実業家のアルフレッド・ノーベルの遺言により設立され、1901年以来、世界大戦による中断を除き毎年授与されている。

経済学賞ははるかに後に設立され、1969年にノルウェーのラグナル・フリッシュとオランダのヤン・ティンベルゲンに、経済の動学的モデリングに関する研究で初めて授与された。ティンベルゲンの兄ニコラースも1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。

広く知られている経済学者は少ないものの、著名な受賞者としては、米連邦準備制度理事会（FRB）前議長のベン・バーナンキ、ポール・クルーグマン、ミルトン・フリードマンが挙げられる。