デンマーク、米国に空軍基地へのアクセスを提供する防衛法案を可決
コペンハーゲン、6月12日(Hibya)— デンマーク議会は圧倒的多数で、米国にデンマーク領内の空軍基地への「制限なしのアクセス」を含む広範な権限を与える新たな防衛協定を可決した。
政治家や人権専門家から厳しい批判を受けているこの協定は、デンマーク国内の米軍が米国の司法管轄下に置かれることを意味する。米軍はKarup、Skrydstrup、Aalborgの空軍基地へのアクセス権を得るとともに、これらの地域および周辺のデンマーク市民に対する権限を付与される。
米軍がデンマークで犯罪を犯した場合、まず米国の法制度に基づいて裁かれ、デンマークの法律には従わない。米国はデンマーク国内外で人員を展開し、軍事装備を保管・整備し、訓練や演習を実施することもできる。
トランプ氏によるグリーンランド操作の前例のない試みや、同地域での米国情報活動の強化報告を背景に、米国とデンマークの間の緊張が高まっているにもかかわらず、デンマーク議会の大多数が協定の採択を支持した。賛成は94議員、反対は11議員だった。
日本のニュース通信社 Japan News Agency