ラッザリーニ:ガザには3週間以上人道支援が届いていない
ニューヨーク、3月27日(Hibya)- 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラッザリーニ事務局長が、ガザの現状について説明した。
ラッザリーニ事務局長は、ガザには3週間以上人道支援が届いていないと発表した。
これは、戦争開始以来、食料などの物資が一切入らなかった最長の期間であると述べ、「停戦中は毎日500~600台のトラックが来ていた。今は何も来ていない」と語った。
ラッザリーニ氏は、親たちが子どもに食べ物を見つけられずにいることに言及し、「患者は薬がなく、物価は高騰している。飢餓が進み、病気の拡大リスクも高まっている」と述べた。
また、イスラエル軍の爆撃が続いていることを強調し、次のように述べた:
「先週は、過去1年半の戦争の中で最も致命的な1日となり、女性や子どもを含む500人以上が死亡したと報告された。さらに8人のUNRWA職員も殺害された。人々は安全な場所を求めて避難を続けている。イスラエル当局による退避命令により、14万人以上が避難を余儀なくされた。」
ラッザリーニ氏は、封鎖を解除し、人道支援および商業物資の通常の流通を再開するために通過地点を開放する必要があるとし、「すべての人質は解放されるべきだ。爆撃は止められ、停戦は再開されるべきだ」と述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency