ヨーロッパ初の無人運転列車がチェコで公開
ストックホルム、8月10日(Hibya)-ヨーロッパ初の自律走行列車の開発者は今週、チェコ北部の開放された鉄道路線で延べ1600キロ以上にわたり乗客を輸送したことを確認した。
「エディタ」と名付けられた列車は、中部ボヘミア東端のコピドルノ~ドルニ・ボウソフ間24キロの路線を走行している。2016年に購入された後、AŽDによって修復され、かつて放棄されていた地域路線で運行されている。
エディタは、踏切や動物が線路に入り込む可能性のある開放環境で運行するヨーロッパ初の無人列車である。
AŽDの鉄道開発者ミハル・ノヴァーク氏はデイリーメール紙に対し、「列車は自律的に運行し、牽引力、ブレーキ、速度を制御できるシステムを搭載している」と述べた。
さらに「物体を感知し、障害物を認識し、それに応じて反応する装置も備えている」と付け加えた。
運行開始以来、この列車は運行頻度が低く、AŽDは主に実際の環境で新技術を試験するためにこの路線を利用している。この路線はかつて甜菜輸送に使われていたが、2010年に廃止され、その後AŽDに買収され、自動鉄道システムの近代的な試験場に改装された。
AŽDの自律列車プロジェクト責任者ヴィチェスラフ・ランズフェルド氏はプレスリリースで、「物体検知器は現在、レーザービームを使用した3D空間シーン、深度マップを作成するステレオカメラ、物体の赤外線熱放射を捉えるサーマルカメラ、そしてHDカメラで構成されている」と述べた。
4月以降、チェコの法律により運転士の同乗が義務付けられているため、エディタは監督下で運行している。各運行には車掌と、システム性能データを収集する技術者が同乗している。
日本のニュース通信社 Japan News Agency