ベトナムのボート事故で、子どもが空気ポケットに避難して生還
ストックホルム、7月21日(Hibya)— ベトナムで観光ボートが沈没し多数が死亡した事故で、転覆したボートの空気ポケットに避難した子どもが生還していたことが明らかになった。
10歳の少年は家族と共にベトナムの有名なハロン湾を旅行中に、乗っていたボートが突然の嵐に見舞われた。ボートが転覆し、閉じ込められた少年は水中の空気ポケットに避難し、助けが来るのを待った。
最終的に救助隊によって比較的無事な状態で発見されたが、精神的には衝撃を受けていた。現地メディアのVietnamNetによると、少年は暖められ、近くの病院に搬送された。
少年は「すべてがとても早かった」と語り、「出ようとしたら兵士が助けてくれた」と話した。
土曜日に嵐の中で転覆した観光船「ワンダー・シー」の事故後、行方不明の乗客と乗組員の捜索救助活動が続いているが、悪天候により作業が妨げられている。
国営メディアは少なくとも35人が死亡したと報じた。死亡者数はさらに増える可能性があるとも警告された。ベトナム通信社によれば、船には53人が乗っており、そのうち10人が救助され、4人が行方不明のままだという。
日本のニュース通信社 Japan News Agency