サルバドール・ダリの80点以上の作品がモスクワで展示
モスクワ、3月4日(Hibya)— 「フラワー・ウーマン」展が、サルバドール・ダリの80点以上の作品を展示する形で、明日モスクワの「ダリ&ピカソ」ギャラリーで開幕する。
展示会の広報によると、大半の作品はこれまでロシアで展示されたことがないという。
声明では、「ギャラリーの新しい展示は、サルバドール・ダリの『美しい夢の女性』のアイデアに捧げられています。展覧会の第一部は、ロシアの観客によく知られ、愛されています。それは、フランスの詩人ピエール・ロンサールとギヨーム・アポリネールの官能的な詩をもとに描かれた、鮮やかな色彩のイラストと、女性のキャラクターのさまざまな側面を明らかにするエレガントな彫刻です。」
展覧会の第二部「ファッションへのオマージュ」では、「レディ・ゴディバ」や「シュルレアリスム・ピアノ」など、7体のブロンズ彫刻が展示される予定である。これらの彫刻は、パリのサルバドール・ダリ美術館を所有する「ダリ・ワールド」財団から購入された。
また、訪問者は2つのユニークなグラフィックシリーズを見ることができる。「トリコルネ」シリーズは、木版画技法で作られた20点の作品からなり、有名な作家ペドロ・アントニオ・デ・アラルコンの同名の物語に基づいている。この物語では、スペインの田舎町での愛と嫉妬の話が語られている。
「フルーツ」と名付けられたもう一つのシリーズは、19世紀の植物学的リトグラフに基づいて制作された。ダリは描画の達人として、果物の植物のイメージにシュルレアリスムの要素を加え、それらを繊細なユーモアと想像力に満ちた作品へと変えた。
展示されるグラフィック作品は、さまざまな技法を用いて制作された。
展示は3月5日から8月31日まで開催される。
日本のニュース通信社 Japan News Agency