トランプ大統領、新たな関税の導入を発表
ワシントン、2月10日(Hibya)– アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領は、米国に輸入されるすべての鉄鋼およびアルミニウムに対して25%の関税を課すと発表した。この決定は、カナダに最も大きな影響を与える見込みである。
トランプ氏はまた、今週中に米国の輸入品に関税を課しているすべての国に対して相互関税を適用すると発表したが、どの国が対象となるのか、また例外があるかどうかは明らかにしなかった。
日曜日、フロリダ州のマール・ア・ラーゴ・リゾートからニューオーリンズのスーパーボウルに向かう途中で、トランプ氏は記者団に対し、「もし彼らが我々に関税をかけるなら、我々も彼らに関税をかける」と述べた。
カナダとメキシコは、米国の鉄鋼貿易における最大のパートナーの一つであり、カナダは米国にとって最大のアルミニウム供給国である。
トランプ氏の発言はまた、韓国の大手鉄鋼メーカーおよび自動車メーカーの株価下落を引き起こした。韓国は米国への主要な鉄鋼輸出国である。
鉄鋼メーカーPOSCOの株価は最大3.6%下落し、Hyundai Steelの株価は2.9%下落した。
自動車メーカーKia Corpの株価も、午前の取引で3.6%下落した。
トランプ氏のこの措置は、米国の貿易政策における新たなエスカレーションを示しており、すでに中国の報復措置を招いている。
今月初め、トランプ氏はカナダとメキシコの製品に25%の輸入関税を課すと警告したが、その後、両国の指導者との会談後、30日間延期することを決定した。
また、すべての中国製品に対して10%の新たな関税を課した。これに対して、中国政府は独自の関税を導入し、月曜日に施行された。
トランプ氏はさらに、「火曜日または水曜日」に追加の報復関税を発表すると述べ、それらは「発表後すぐに」発効すると述べた。
「米国を利用する者に対しては相互関税を課す。我々にとっても、他の国にとっても素晴らしいことになる」とトランプ氏は述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency