米国で抗議者への攻撃、6人が火傷を負う
デンバー、6月2日(ヒビヤ)— 米コロラド州で、イスラエル人質を支援するデモ中に「パレスチナに自由を」と叫んだ男が火炎瓶を投げ、多くの人が負傷した。
警察によると、デンバーから約48km離れたボルダーの人気屋外ショッピングエリア「パール・ストリート・モール」での攻撃により、67歳から88歳の6人が火傷を負い、そのうち数人は重傷を負っているという。
FBIはこの事件を「テロ攻撃の疑いがある」とし、容疑者が即席の火炎放射器、火炎瓶、その他の発火装置を使用したと発表した。
攻撃の映像には、上半身裸の容疑者が群衆に向かって叫び、逮捕時には両手に火炎瓶と思われる物を持っていた様子が映っている。
攻撃は、ガザのイスラエル人質との連帯を示すために、親イスラエル団体「Run for Their Lives」が主催する毎週の集会中に発生した。
FBIデンバー支局のマーク・ミハレック支局長によると、目撃者は当局に対し、容疑者が「即席の火炎放射器を使い、群衆に発火装置を投げた」と証言したという。容疑者は45歳のモハメド・サブリ・ソリマンと特定された。
BBCがまだ検証していないが、オンラインで公開された映像では、上半身裸の男性が赤い布が詰められた液体入りのボトルを持ち、群衆に向かって叫びながら接近している様子が見られる。
日本のニュース通信社 Japan News Agency