イェルマーク:「子どもたちを取り戻す」イニシアチブのもと、子どもたちの一団が我が国に戻された
キーウ、9月2日(Hibya)— ウクライナ大統領府長官アンドリー・イェルマークは、「子どもたちを取り戻す」(Bring Kids Back)イニシアチブの一環として、3歳から18歳までのウクライナの子どもや若者の新たな一団が一時的に占領された地域やロシア連邦の領土から戻されたと発表した。
イェルマークは、ロシアに連れ去られたすべてのウクライナの子どもを故郷に戻すためにゼレンスキー大統領によって設立されたこのイニシアチブにより、占領地やロシアから新たな子どもや若者のグループが帰還したと述べた。
彼は、子どもたちや若者たちが長年にわたり圧力と恐怖の中で暮らしてきたことを強調し、「占領者たちは彼らをロシアの学校に通わせることを強制し、脅迫し、家族を侮辱した。救出された人々の中には、ロシアに国外追放され、ウクライナの書類を取り上げられた2人の息子を持つ母親もいる。家族は生活の基本条件—金銭、衣服、食料—を奪われた。彼らは2度、自力で帰宅しようとしたが、3度目の試みにおいてようやくイニシアチブのパートナーの助けで逃れることに成功した」と述べた。
またイェルマークは、帰還者の中には、長年にわたり占領地で適切な治療や必要な薬にアクセスできないまま暮らさざるを得なかった障害のある子どももいることに触れ、「この子は今日、ようやく安全となり、母親のそばでウクライナの医師の治療を受けている。私たちはすべてのウクライナの子どもを故郷に戻すために全力を尽くし続ける」と述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency